サンスイ AU-207 プリメインアンプ

マットブラックのフロントパネルに、埃などの付着が見られますが、すれ傷、腐食はありません、気になるようでしたら、適宜、クリーンアップ(薄めた中性洗剤などで塗らした柔らかな布で拭き掃除）してください。　筐体ボンネット、シャシー、後部パネルのピン端子のコンディションは良好。　いまや貴重なラックマウントアダプター付きです。　 数年間、保管してあったので、前述の埃や、バランスVRを回し切ったポジションに僅かなガリがありましたが、使用するにつれて解消すると思われるレベルです。　ライン入力で、CDをヘッドフォーン、スピーカーで、正常に再生、バス、トレブル、ハイフィルター、ラウドネス、音量、バランスVR,入力切り替え、電源パイロットランプなど各機能に、問題が無い事を確認しました。　フォノ系は、再生動作までしておりませんが、音量VRの回転に比例して、イコライザーの残留ノイズが、左右両CHとも同音色、且つ滑らかに増減する事で、経験上、問題なしと判断しました。　 廉価版ですが、ファイナルにメタルキャンタイプのTO-3型パワートランジスタを驕るなど、手抜きはありません。　 上級機種AU-607やAU-D607など、サンスイの一連のシリーズは、初段に電流を多く流す独自の回路構成から、素子が熱の影響で劣化し易く、年月の経過による故障頻度が高い事、小音量では低域だけが目立つ、鈍重すれすれな傾向（AU-α以降は、改善されたようですが、これは当事、サンスイが、目鼻立ちのくっきりしたＪＢＬのエージェントだった事によるものらしい））が嫌になりましたが、AU-307や207（どちらも、使用経験あり）は無理した回路設計ではないので、熱的な劣化が少なく、音質上の帯域バランスもほぼニュートラルなので、上位機種より、好ましいと思いました。　 本製品は製造後、長期間経過しているので、恒久的な動作保証はできません。　音が出ない、などは論外ですが、基本的に現状でお願い致します。